ホーム > 曲集・オムニバス > ソナチネ・アルバム1 > 第3番 (ソナチネアルバム第9番) ハ長調 > 第2楽章 ト長調
クレメンティ : 第3番 (ソナチネアルバム第9番) 第2楽章 Op.36-3 ト長調
Clementi, Muzio : No. 3 Mov.2 Un poco adagio G-Dur
作品概要
解説 (1)
演奏のヒント : 大井 和郎
(668 文字)
更新日:2025年10月23日
[開く]
演奏のヒント : 大井 和郎 (668 文字)
ピアニストという定義は数あれど、この第2楽章を感動的に弾くことの出来る奏者は一流のピアニストと言っても良いかも知れません。これ程音数が少なく、単純な和声とメロディーラインをアーティスティックに弾くのは至難の業なのです。
まず、これはアリアと考え、女性歌手のソロと考えます。そのバックでオーケストラやアンサンブルが伴奏をしていると考えます。女性歌手の歌がト音記号のメロディーラインですので、これをはっきりと出します。
その上で、左手の伴奏は、この通りにペダル無しで弾いてしまうと無味乾燥の演奏となってしまいますので、ペダルを多く使います。その際に、バスの音をフィンガーペダルで伸ばしておくことをお勧めします。例えば、バスは、1〜2小節間 G、3小節目 Fis 4小節目G、5小節目、E DC 、6小節目H、
7小節目 C Cis 、8小節目Dといった具合です。5小節目の左手2拍目のGはバスとは考えません。
その先、9〜12小節間 D、13小節目、E CD、14小節目H、15小節目C D 、16小節目Gです。
そしてペダルを入れ、メロディーラインの濁りを避け、バスを延ばし、左手をppにして、柔らかな空間を作ります。多少のルバートも必要になります。決してメトロノームのようには弾かない様にします。
あまりp F 等強弱を鵜呑みにせず、即興的に、自分流に演奏してみて下さい。
ピティナ&提携チャンネル動画(5件)
楽譜
楽譜一覧 (15)
(株)音楽之友社
(株)全音楽譜出版社
(株)全音楽譜出版社
(株)ヤマハミュージックメディア
(株)ドレミ楽譜出版社
(株)ドレミ楽譜出版社
(株)ドレミ楽譜出版社
(株)ドレミ楽譜出版社
(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
(株)全音楽譜出版社
(株)共同音楽出版社
(株)ヤマハミュージックメディア
(株)音楽之友社
(株)全音楽譜出版社
