ドビュッシー :ボヘミア風舞曲
Debussy, Claude Achille:Danse bohémienne
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:発展3 発展4 発展5 展開1
総説 : 中塚 友理奈 (261文字)
1880年作曲。現存する中ではドビュッシーの最初のピアノ曲。ロ短調。ボヘミア特有のリズムで、弱拍にアクセントがある。主旋律が初めは右手(ソプラノ)で奏でられ、内声に移った後、右手→左手と移り変わっていく。片方の手がメロディーを奏でている間、もう片方が和音を弾ませ、曲に軽やかさを与えている。ロ長調に転調し、朗らかに歌い上げたところで主調に戻る。そして分散和音の経過句を経て、テーマが再現される。さらに冒頭の主題とは違う和声づけでテーマが現れ、左手が細かいパッセージで軽やかな動きを見せた後、消えゆくようにひっそりと終わる。
ボヘミア風舞曲
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