エドワーズ 1943 Edwards, Ross
解説:オーストラリア音楽センター (605文字)
更新日:2010年1月1日
解説:オーストラリア音楽センター (605文字)
オーストラリアの作曲家ロス・エドワーズは独自の音世界を創造する。それは音楽が本来持っていた力強さを再び取り戻そうとするものであり、儀礼的で自然発生的な性格をもち、舞踏への衝動を駆り立てる。彼は作曲家という仕事を自分の天職とみなし、大胆に独自の道を歩んでいる。ありふれた前提条件を拒むことを恐れず、そして音楽自体が持っている語りの能力を信じている。またエドワーズは、最も高い芸術的地平において、この地球がもつ大いなる力と生き生きと交感することが、自分の責務と考えている。彼の音楽は、世界中からその価値を認められていながら、オーストラリアに深く根付いている。それはオーストラリアに広がる文化的多様性を賞賛するものであり、またその自然環境――独特な鳥の鳴き声や、夏の虫の音のミステリアスなうねりなど――から多くの形やパターンが引き出されている。その瞑想的な作品群には、音楽の治癒力に対する彼の信念が表れているが、これらはオーストラリアのランドスケープに触発されたものである。
交響曲、協奏曲、室内楽、声楽作品、子供向け作品、映画音楽、舞踏音楽を含む彼の作品は、世界中で演奏されている。最近の作品としては、2005年4月に「夜の心 The Heart of Night」がライリ・リーの尺八、岩城宏之指揮、メルボルン交響楽団により初演されている。
シドニー在住。楽譜は主にRicordi London社から出版されている。
作品(11)
ピアノ独奏曲 (3)
曲集・小品集 (4)
動画0
解説0
楽譜0
編曲0
ピアノ合奏曲 (2)
曲集・小品集 (1)