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エドワーズ :5つの小さなピアノ曲集

Edwards, Ross:Five Little Piano Pieces

作品概要

作曲年:1976年 
出版年:1977年 
初出版社:Faber Music
献呈先:Enid Rowe
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:5分00秒

解説 (1)

解説 : 飯田 有抄 (486文字)

更新日:2007年9月1日
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シドニーのピアノ教師・音楽療法師であるエニッド・ロウイからの依頼を受けて作曲。1976年シドニーのコンサートにて、ロウイの生徒により初演された。

作曲家の説明によれば、この作品は日本の平調子やインドネシアのペロッグといった各国に見られる五音音階に基づいて作られている。ピアノ学習用に書いた作品であり、変拍子や不規則的なフレーズ、詳細にわたるペダリングの指示がある。しかし、こうした要素はいずれも音楽的判断と直観力を必要とする。エドワードはさらに、この作品は旋律の魅力を存分に引き出されねばならず、コンサートでの演奏にも適し、また献身的な練習の努力に値するものであると述べている。

作曲家が述べている日本の平調子にあたるものは第1曲。実際に曲調そのものが日本の筝曲を強く意識されたものと感じられる。1970年代の作品であはあるが、この時代にこうした作品が生み出されていることは、日豪の交流の歴史上自然な流れといれるのかもしれない。聞き手には一種の「オリエンタリズム」的作品として響くであろうが、そのコンテクストとしてはクロス・パシフィック的な作品として認めることができるだろう。

執筆者: 飯田 有抄
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