
解説:宮本 優美 (427文字)
更新日:2007年9月1日
解説:宮本 優美 (427文字)
ドイツの作曲家、音楽理論家、オルガニスト。カルク=エーレルトという姓は、彼が父の姓に母の旧姓を加えて名乗ったものである。
正式な音楽教育は受けなかったが、ライプツィヒの聖ヨハン教会聖歌隊で才能を認められ、カントルから音楽の手ほどきを受ける。作曲、ピアノを習っていたが、教師になるためにそれらを中断、のちにライプツィヒ音楽院奨学生となるまで、独学で作曲や管弦楽法を学んだ。
ライネッケらに師事し、1902年同音楽院修了、マクデブルク音楽院で教職に就く。しかしすぐに辞め、ライプツィヒに戻って作曲を続けた。グリーグ、ブゾーニ、レーガーらの支えを得て、彼はハルモニウム(リードオルガン)、オルガン、ピアノ等さまざまな楽器のために多数の作品を生み出した。
1915年、第一次世界大戦に召集され軍楽隊に勤務した。19年復員し、レーガーの後任としてライプツィヒ音楽院で理論と作曲を教える。31年~32年、ウィリス・オルガン社の後援でアメリカ演奏旅行。33年ライプツィヒ没。
執筆者:
宮本 優美
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