ヨアヒム 1831-1907 Joachim, Joseph
解説:宮本 優美 (372文字)
更新日:2007年5月1日
解説:宮本 優美 (372文字)
オーストリア‐ハンガリーのヴァイオリニスト、作曲家、指揮者、教師。幼少よりブダペストのヴァイオリニスト、セルヴァチンスキーに学ぶ。39年に師と共演してデビュー。同年ウィーンに赴き、ヘルメスべルガー兄弟、ヨーゼフ・ベームに師事。
43年にライプツィヒに移り、メンデルスゾーンと二重奏曲を演奏するなどして影響を受ける。同年ゲヴァントハウスの演奏会に出演、クララ・シューマンと知り合う。
50年よりワイマールのリストのもとでコンサートマスターとして経験を積み、51年には室内楽の夕べも開始する。またシューマン、ブラームスとの親交を深める。
68年にベルリンの音楽学校の校長に任命され、以後毎年冬の演奏旅行のほかは同校の校務に専念した。1907年ベルリン没。
作品はヴァイオリン協奏曲、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲のカデンツァ、室内楽、声楽曲などがある。
執筆者:
宮本 優美
<続きを表示する>