リャードフ, ヴィクトル 1966 Lyadov, Vctor
プロフィール (640文字)
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1966年、ロシアのエンゲルスに生まれる。当地でニーナ・トルカチェヴァ教授に就いてピアノを学び、地方都市でのナショナル・コンクールで入賞を重ねる。1979年、モスクワのチャイコフスキー音楽院付属中央音楽学校への入学を推挙され、ウラジーミル・ブーニン教授に師事する。同校を首席で卒業した後、1984年に同音楽院に進学し、タチアナ・ニコライエワ教授のもとで5年間学び、さらに3年間の修士課程を終えて、同教授の亡くなる1993年11月まで音楽院で同教授のアシスタントを勤めた。このニコライエワ教授から受けた薫陶が、リャードフの将来を決定付けたと言っても過言ではない。彼は音楽院在学中よりシューマン国際音楽コンクール(ドイツ:1989年)、パロマ・オセア国際音楽コンクール(スペイン:1990年)、ソニア王妃国際音楽コンクール(ノルウェー:1992年)など数々の国際音楽コンクールで入賞し、その名を次第に知られるようになった。彼の名が一躍国際的にクローズアップされたのは、1994年11月に開催された第2回浜松国際ピアノコンクールに於ける第1位優勝の快挙である。予選、本選を通じて聴衆と審査員の圧倒的な支持を受け、ロシア・ピアノ界の寵児として世界の檜舞台への登竜門を大きく開いたのである。さらに1995年、エリザベート王妃国際ピアノコンクール(ベルギー)でも入賞を果たしている。現在は、世界各地でのリサイタルや著名なオーケストラとの共演、CDの録音など国際的に幅広く活躍している。
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