
解説:須藤 英子 (301文字)
更新日:2007年6月1日
解説:須藤 英子 (301文字)
大阪生まれ。作曲を永井巴、父・松下久一に学ぶ。13歳で最初の交響曲を創作するなど、早くから作曲の才能を発揮。大学は九州帝国大学理学部、同大学院に進み、49年には大阪市立大学物理学部助教授となる一方、作曲家としても、戦後の前衛的な手法を早くから取り入れ、数々の国際コンクールに入賞する。65~80年にかけては、ハンブルク大学の研究所にて客員教授を務め、位相解析学の世界的権威としての業績を残す傍ら、ブーレーズやクセナキスなど当時の最先端の作曲家と交流しながら、自身の作風を探求。60年代後半以降は、仏教のテクストを用いるなど、日本人としての自己を表現するような作品を発表した。電子音楽やテープ音楽も多い。
執筆者:
須藤 英子
<続きを表示する>
作品(20)
ピアノ独奏曲 (2)
種々の作品 (10)
室内楽 (1)
種々の作品 (6)
a
b