バッハ, ヨハン・クリスティアン 1735-1782 Bach, Johann Christian
解説:齊藤 紀子 (564文字)
更新日:2008年8月1日
解説:齊藤 紀子 (564文字)
ドイツの作曲家。J.S.バッハの末息子である。主として活動した場所の地名をとり、「ミラのバッハ」や「ロンドンのバッハ」と呼ばれることがある。ピアノ協奏曲とピアノ・ソナタをそれぞれ30数曲作曲した。これらの作品は音楽史上、モーツァルトの先駆けとして位置づけられている。
母親は、J.S.バッハの2人目の妻であるアンナ・マグダレーナで、15歳の時に父を亡くした。大学での教育は受けず、カール・フィリップ・エマニュエル・バッハに音楽を学んだ。七年戦争の勃発した1756年、ミラノに移ってアゴスティーノ・リッタ伯爵の楽長やミラノ大聖堂のオルガニストを務めた。この頃、プロテスタントからカトリックに改宗し、教会音楽の作曲に専念するようになった。その後、オペラにも関心を示すようになり、オペラ作品を手がけ始めると、大聖堂での職務を怠ったとして非難され、ロンドンに移った。ヨハン・クリスティアン・バッハが「ミラノのバッハ」とも「ロンドンのバッハ」とも呼ばれるわけはここにある。ロンドンに移住した後は、オペラやカンタータ、多くの器楽作品を創作している。そして、「バッハ=アーベル・コンサート」という名の演奏会を18年継続して開催し、ハイドンの交響曲の紹介にも努めた。この頃に出会った少年時代のモーツァルトには、少なからぬ影響を与えたとされている。
作品(8)
ピアノ独奏曲 (1)
ソナタ (2)
その他 (2)
協奏曲 (4)
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