山田 耕筰 :組曲《子供とおったん》 第1番 もうおっきしたの
Yamada, Kōsaku:Kinder und Onkelchen
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:応用7 発展1
演奏のヒント : 杉浦 菜々子 (355文字)
<詩>
1.もうおっきしたの
「おはよ、おったん」「叔父さん、おはやう」
「もう おっきしたの?」「早いのねえ!」
「美枝子も、順も」「もうおっきしたの?」
<演奏のヒント>
速度・発想標語:Lento fatigamente
短いフレーズは三人の対話のように捉えて様々なニュアンスで演奏されると生き生きしたものになるでしょう。9小節目からは、poco accel. ma grandioso が始まり、2小節後の11小節目で冒頭の倍のテンポ(四分音符=120)に至ります。とてもエネルギッシュに演奏し、これから始まる10曲の組曲の始まりにふさわしい大きなドラマを作ってください。15小節ではTempo Ⅰになり、静かに曲が綴じられます。
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