1.グロテスクな行進曲 / op.32-1 "Marche grotesque"
3.春のささやき / op.32-3 "Fruhlingsrauschen"
素早い分散和音に彩られた華やかでドラマティックな小品。簡単に弾けてしまう小品ではないが、聞こえる印象に比べるとなかなか弾きやすく書かれているので、日本でも人気のある1曲として知られている。
冒頭からしばらくは、右手の分散和音の中を、左手がメロディーを奏でる。途中、右手の和音によりメロディーをドラマティックに歌われ、始めの部分に戻る。様々な和音によって実に情緒豊かな情景を描いているが、決して激しい曲ではない。
4.民謡の調べで / op.32-4 "Im Volkston"