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ヘンデル :前奏曲とアレグロ ト短調 HWV 574

Händel, Georg Friedrich:Prelude and Allegro in g minor g-moll HWV 574

作品概要

楽曲ID:74602
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:前奏曲
総演奏時間:2分50秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (433文字)

更新日:2024年10月17日
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このプレリュードは、多くの考え方が出来るプレリュードです。例えば、これはパイプオルガンで弾かれ、スケール大きい壮大なプレリュードと思い描いてみてください。または、弦楽器のアンサンブルと思い浮かべると、イメージが全く異なってきます。

いずれのケースにせよ、1~4小節間、5~8小節間に分けて考えたとき、2小節目の最高音であるGから徐々に下行し、5小節目まで衰退します。5小節目からは徐々に音量を上げ、6小節目をピークポイントとしても構いませんし、8小節目をピークポイントとして向かって行っても構いません。

アレグロの方は、アーティキュレーションが重要です。左手8分音符3つをどのように演奏するかで雰囲気が変わります。勿論レガートで演奏しても構わないのですが、このアレグロは、悲観的な曲では無く、短調で書かれてあっても、ある種の楽しさがあります。8分音符3つをスタッカートで軽快に演奏しても良いと思います。右手の8分音符3つも同様にスタッカートで軽く演奏すると良いでしょう。

執筆者: 大井 和郎
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