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ヘンデル :前奏曲 ヘ長調 HWV567

Händel, Georg Friedrich:Prelude in F major F-Dur HWV567

作品概要

楽曲ID:74596
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:前奏曲
総演奏時間:2分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (466文字)

更新日:2024年10月17日
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全音符と2分音符以外は書かれていないプレリュードで、全て和音で書かれており、arpeggioマーキングがありますので、奏者は自由に即興的に、和音を分散して演奏するようにします。

ただし、和声の進行はかなり強引な部分や、不協的な和音も出てきます。それらの、不自然な進行をできる限り、自然に流せるような工夫が必要になります。

小節数は33小節あります。そこでいくつかの分岐点を作ることをお勧めします。曲をいくつかに分けることで聴き易くなるからです。ただし条件があり、分岐点として止まることの出来る和音は、非和声音が入っていない和音に限ります。落ち着く部分という事で考えれば、本来は転回形ではなく基本形が望ましいのですが、このプレリュードには基本形で書かれている和音が殆どありません。

奏者はこのような分岐点になる和音を探して、そこで一度音楽を落ち着かせます。上行形や下行形のアルペジオは音楽を先に先に向かわせる感じをだしますので、分岐点となる和音の場合、アルペジオにしないか、したとしても上行形のみに留めるなどの工夫を取り入れてみてください。

執筆者: 大井 和郎
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