テレマン :36のクラヴサンのためのファンタジア 第1番 ニ長調
Telemann, Georg Philipp:36 Fantaisies pour le clavessin Allegro D-Dur
解説 : 今関 汐里 (186文字)
この作品が収められている《36のクラヴサンのためのファンタジア》は1732年から翌年にかけて作曲された。本曲集は、初期のソナタ形式を採用しており、テレマンの鍵盤楽器作品について語る上で重要な位置づけにある。
8分の3拍子、ニ長調。冒頭主題は跳躍音程で構成されており器楽的である。23小節目からト長調やホ短調へと移ろいをみせた後に、39小節目からは冒頭主題が主調で再現される。
ファンタジア
36のクラヴサンのためのファンタジア 第1番 ニ長調