バッハ :第20番 前奏曲とフーガ 第20番 前奏曲 BWV 865 イ短調

Bach, Johann Sebastian:Prelude und Fuge Nr.20 Prelude Nr.20 a-moll

作品概要

楽曲ID:62152
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:1分10秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:発展3 発展4 発展5 展開1 展開2 展開3

楽譜情報:2件

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (521文字)

更新日:2023年7月17日
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バッハのa-mollという調の性格や雰囲気は特定しにくいのですが、察するに、遅いa-mollは重たく、暗く、悲しみも感じる曲が多いです。例えば、平均律第2巻プレリュード、フーガ、シンフォニア13番、等。一方で速いテンポのa-mollは楽しさも多くあります。インベンション13番、イギリス組曲第2番、ヴァイオリン協奏曲第1番等。

この第1巻のプレリュードもアップテンポで良いと思います。つまりは、ある種の楽しさ、楽天的な性格を感じて弾いて良いと思います。

また、アンサンブルの要素も強いプレリュードであります。従って、このセクションの楽器数は?などを考え、アンサンブルを作り上げましょう。例えば、16小節目、割と多くの楽器が演奏しますので、声部も多いですし、バスとソプラノも離れていますね。しかし17小節目、楽器は3つかもしれませんが小編成と仮定します。ダイナミック(強弱)はPで演奏し、18小節目で再び多くの楽器が演奏しますのでここは突然フォルテで、そして再び19小節目は先ほどの17小節目と同じ編成ですので、再び突然Pで、といった具合です。奏者は自分が考えるように、アンサンブルを編成し、強弱を決定し、淡々と、楽しさを感じて演奏してみて下さい。

執筆者: 大井 和郎
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