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ギロック : インディアンの戦いのうた

Gillock, William : Indian War Chant

作品概要

楽曲ID:60448
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:教育用作品
総演奏時間:0分40秒
著作権:保護期間中

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:基礎1 基礎2 基礎3

楽譜情報:4件

解説 (2)

解説 : 佐竹 那月 (50 文字)

更新日:2022年2月28日
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ニ短調。4分の4拍子。伴奏の勇ましいリズムや、強弱の対比が特徴的な、メリハリのある力強い音楽である。

執筆者: 佐竹 那月

解説 : 熊本 陵平 (470 文字)

更新日:2025年3月4日
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一部形式である。

序奏(1から2小節)+a (3から10小節)+a1(11から18小節)+コーダ(19から22小節)

 

調性はニ短調。序奏2小節が左手空虚5度によって開始される。それはフォルテであり、力強い響きを持つ。主題は完全4度の下行音形を含む旋律線で、アクセントを伴っていてやはり力強い印象を与える。

 9から10小節と17から18小節は似ているが、和声進行が異なる。9から10小節ではドッペルドミナントからドミナントへ向かっていく半終止であるが、17から18小節では4つの四分音符でトニック→ドミナントを繰り返しながら下行していきトニックによって和声解決される全終止である。どちらもクレシェンドで表現されることは多いが、和声表現として一方は緊張のピークに達し、もう一方では解決されて緩和した状態(安定感があるとも表現できるだろう)であるから、その違いを表現したい。コーダではⅣ付加6が使われており、実は変格終止である。

 

ギロックの作品においては初歩的レベルにあたる本作品だが、それでもギロックらしい和声の色彩的表現が作中に込められている。

執筆者: 熊本 陵平

楽譜