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バッハ :協奏曲 (アレグロ) BWV 982

Bach, Johann Sebastian:Concerto (Allegro)

作品概要

楽曲ID:54310
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:リダクション/アレンジメント
総演奏時間:2分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (484文字)

更新日:2023年10月6日
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軽快で楽しいB-durのコンチェルトです。この第1楽章、アレグロを演奏するにあたってまずは、技術的に苦しい部分を聴かせたくありませんので、16小節目以降の右手の和音の連打がスムーズに行くテンポを選んで下さい。

この曲は全てがシークエンスで出来ているといっても過言ではないほど、とにかくシークエンスだらけの曲に仕上がっています。そこで、強弱が平坦になること(を)が、最も避けたいところですので、「シークエンスに変化を付ける」事が必須となります。

音量だけ変化させるのではありません。また音の高さだけが変化の要因でも無く、その和音の性質、表情、ムード、等あらゆる変化を逃さないようにします。

例えば27小節目からの2小節単位の上行形シークエンスでは、27~28小節間、普通にPで。29~30小節間、BがHに変わりますので少しテンションが上がります、c-mollのドミナントを予告させますのでmpで不気味に。31~32小節間、c-mollに転調して更にテンションが上がりメゾフォルテで、33~34小節間、減3和音が出てきますので更にテンションがあがりフォルテで、と言った具合です。

執筆者: 大井 和郎
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