このアルマンドの強弱を決定する上で以下を参考にしていただければと思います。1~14小節間を例に取りたいと思います。筆者が個人的に重要だと感じる音を抜粋します。右手ソプラノのラインのお話です。
1小節目 3拍目A と4拍目G
2小節目 1拍目F 3拍目E 4拍目D
3~5小節間 3小節目の1拍目Cが5小節目まで
6小節目 1拍目D
7小節目 1拍目E
8小節目 3拍目F
9小節目 3拍目E
10小節目 3拍目D
11小節目 1拍目C
12小節目 1拍目H 3拍目A
13小節目 1拍目Gis 2拍目A 3拍目H 4拍目A
14小節目 1拍目Gis
このように抜粋すると、見事にa-mollの音階が順次進行で、並びますね。
3~5小節間のようにCがずっととどまっているところは、バスの動きに注目してみましょう。そうするとこの動きも音階を割り当ててしまうと、順次進行でスムーズに動いていることがわかります。
基本的には、右手のソプラノに合わせ、音が上に行くほどテンションをあげ、下に下がるほど音量を落としてあげると自然な流れになります。もちろん、要素はこれだけではなく、和音の種類等にも関連してくるのですが、このようなガイドラインが基本的に助けになると思います。