さすがフィギュアスケートの盛んな国ロシアらしく、原曲は氷上バレエ音楽として作曲され、世界的にも大成功をおさめた作品である。そして後に「モダン・ピアノ・デュオ」の為にこの組曲の中から「To be a Pig or not to be a Baby 」と「カンカン」が作曲され、CDによって新たなキャラクターとして知られることとなった。そして2005年3月、ローゼンブラットとシンキンの初来日公演では楽しいパフォーマンスを見せてくれた。公演後さらに筆者の依頼によってローゼンブラットが作曲をしたのが、組曲第3曲「タンゴ」(通称アリスタンゴ・・・ローゼンブラットが他のタンゴと区別してこう呼んでいる)である。この曲は筆者&植松洋史のピアノユニット「サイケデリック座」に献呈された。「サイケデリック座」による世界初演を予定している。