ローゼンブラット :ワルツ・エレジー
Rosenblatt, Alexander:Waltz-Elegy
執筆者 : 加藤 麗子 (222文字)
初期は「12のトロンボーン奏者」の為に書かれ、1986~1989年には「フルート、ホルン、弦楽器」の為に書かれた。後者は、ローゼンブラットの友人であり、ホルン奏者のアルカディ・シルクローパーの為に特別に創作された。紛れもなく純粋なロマンティック作品である。チャイコフスキーのようでありながら、やはりジャズの和音とリズムを組み合わせている。何ともいえない妖艶なハーモニーが漂う作品で、時には響きがはかなく途絶え、時には踊るようにリズムが刻まれる。
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