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ローゼンブラット : 2つのロシアの主題によるコンチェルティーノ

Rosenblatt, Alexander : Concertino on 2 russian themes

作品概要

作曲年:1997年 

楽器編成:ピアノ合奏曲 
ジャンル:★ 種々の作品 ★
総演奏時間:7分20秒

解説 (1)

執筆者 : 加藤 麗子 (788文字)

更新日:2010年1月1日
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日本国内において「二人羽織」と俗称されることもある大変人気のある作品。この作品は「ピアノ連弾」「ピアノと弦楽器」「ピアノとオーケストラ」の3つのスタイルで存在する。この連弾編は、1999年~2000年にかけて日本で開催されたピアノデュオ作品による第5回作曲コンクール(国際ピアノデュオ協会主催)において、ローゼンブラットが特別賞・毎日新聞社賞を受賞したときの作品である(そのときは来日していない)。世界的にもよく知られるロシアの民謡「カリンカ」と「モスクワの夜」のメロディが使われている。この2つの主題は、ジャズ風なリズムやハーモニーの動きと共に、ストラヴィンスキーのごとくロシア民族の特徴を生かしながら、ロマンティックな趣で組み合わされている。観客側が聞くという行為だけに留まらず、見て楽しむこともできる妙技(作曲者はpiano stuntsと言っている)がいくつか使われている。これはすばらしいヴィルトゥオーゾであると同時に、ピアニストにとっても重宝がられる作品であろう。ピアノ1台、ピアニスト2人という条件があってはじめて可能な、高いエンターテイメント性が追求されている。

==(筆者コメント)====================================

私は2005年3月11日のローゼンブラット初来日公演の折、この作品を2台8手=ダブル・ピアノ・デユオで演奏したいと申し出た。ローゼンブラットから「それは面白いパフォーマンスだ!」という返事をいただき実行した。ただし曲の最初から最後まで2台8手という訳ではなく、前半は1台4手で演奏され、演奏者が途中で交代し、クライマックスで4人となった。私はこの経験をもとに2005年7月24日、12人によるリレーパフォーマンスを行った。ピアノという楽器の可能性が膨らむユニークな作品であり、また比較的弾き易いのが嬉しい。

執筆者: 加藤 麗子

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