フンメル : とても易しい6つの小品 エコセーズ Op.52-5
Hummel, Johann Nepomuk : Six pièces très faciles Ecossaise Op.52-5
作品概要
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:0分40秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:基礎2 基礎3 基礎4 基礎5 応用1
楽譜情報:9件解説 (2)
解説 : 大井 和郎
(527 文字)
更新日:2025年5月30日
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解説 : 大井 和郎 (527 文字)
大変難しい曲です。難しいところは2つあります。1つは、強弱をどのように変えていくかという問題です。筆者の譜面には、F p pp FF の4つの強弱記号が書かれています。まずは冒頭8小節と、33〜40小節間の、FとFFをどのように区別を付けるかという問題ですが、1つの案として、左手の音量を変える方法があります。1〜8小節間は、左手はPで弾き、33〜40小節間、左手をフォルテで弾くことで、F と FF の違いを付けることができます。
次に難しいのは、同じ事を2回繰り返す時の、差を付けることです。全く同じ事を2回繰り返すのではなく、何らかの変化が欲しい所です。17〜24小節間と、25〜32小節間は、音符も休符もリズムも全く同じです。筆者であれば、17〜24小節間にたとえpが書いてあっても、そのままフォルテで弾き続け、25〜32小節間は、たとえFが書いてあっても、そのままピアノで弾き続けます。いずれにせよ、何かしら、指示に従わなくても、変化を付けるように心がけてみてください。
解説 : 熊本 陵平
(282 文字)
更新日:2025年7月21日
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解説 : 熊本 陵平 (282 文字)
ハ長調、二部形式である。
A[a(1から4小節)+a1(5から8小節)]
B[b(9から12小節)+c(13から16小節)]
A楽節は和声音で構成された旋律であり、B楽節に比べ跳躍進行が多くリズミカルな特徴を持っている。
B楽節では、冒頭で楽曲中最高音のc音から開始され、全体的に高音域で構成されている。また旋律は刺繍音などの非和声音で構成されており、このことからより滑らかな表現が期待できるものとなっている。
音楽表現を考えた時に、こうした楽節の違いを元に対比表現を考えていくことは、メリハリのついた演奏にしていくために単に強弱の動きに頼らず、とても大切なことだと考える。
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