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ヘンデル :6つのフーガ 第4番 フーガ ロ短調 HWV 608 ロ短調

Händel, Georg Friedrich:6 Fugen Fugue in B minor h-moll HWV 608

作品概要

楽曲ID:44962
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:フーガ
総演奏時間:5分20秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (389文字)

更新日:2024年11月18日
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2/4拍子で書かれてあること、そして、例えばシークエンスは、1小節単位で上行したり下行したりします(例:42~46小節間)。これらの結果から、ある程度、速度を速く進ませた方が理屈に適うフーガです。

またこのフーガは、ピークポイントがいくつかあり、それに向かって行く方向性を付けることが出来ます。このフーガでの最高音(最も高いところにある音)は、Hで、49小節目、90小節目、120小節目、132小節目、174小節目にそれぞれ出てきます。勿論音の高さだけではピークポイントは決められないのですが、テンションがどんどん上がっていって達するHであれば、ピークポイントと考えて良いでしょう。

なお、アーティキュレーションを考えたとき、割とスタッカートで、エネルギッシュに進ませたいので、16分音符と連符になっていない、連続する8分音符は、スタッカートにすることで、重たくなる感じを防げます。

執筆者: 大井 和郎
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楽譜