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ヘンデル :アルマンデ イ短調 HWV 478

Händel, Georg Friedrich:Allemande a-moll HWV 478

作品概要

楽曲ID:44950
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:古典舞曲ほか
総演奏時間:2分40秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (406文字)

更新日:2024年11月18日
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単純に、深刻なアルマンドとは思えなく、むしろ楽観的なアルマンドのような感じを受けます。ハーモニックシークエンスを含め、曲は多くの調に転調します。このアルマンドの演奏のヒントしては、調性に敏感になり、調性によって音量や音質を変えていく事が重要かと思います。

a-mollから始まりますが、6小節目3拍目で既にC-durに転調します。そしてすぐにe-mollに転調して前半を終わります。

後半は、すぐにd-mollとなり、再びC-dur、そしてa-mollに変わり、曲を終えます。

転調する前は、例えば、3~4小節間のようなシークエンスが入り込むこともあります。シークエンスの次に待ち構える調によってシークエンスの強弱を決めて下さい。たとえば、5~6小節間、C-durになりますが、このC-durが、弱く、柔らかく弾きたいと考えた場合、3~4小節間のシークエンスは、ディミヌエンドをかけるとスムーズにC-durに入れます。

執筆者: 大井 和郎
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