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ヘンデル :組曲 シャコンヌ HWV 448

Händel, Georg Friedrich:Suite Chaconne HWV 448

作品概要

楽曲ID:44783
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:3分40秒
著作権:パブリック・ドメイン
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (423文字)

更新日:2024年9月16日
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ヘンデルの変奏曲は、後ろに進むに従い音数が多くなりテンションもどんどん上がっていくのが特徴です。このシャコンヌも例外ではありません。テーマから始まり、Var.10に向かって徐々にテンションを上げてください。

その上で、オリジナルのテーマについて分析してみましょう。この8小節間のテーマは、2小節ずつ、4つのフレーズに分かれると分析します。各小節は、d-mollで、

1 i.

2 V.

3 V/iv

4 iv.

5 V/III.

6 III.

7 V.

8 i になります。

この中で3~4小節間と、5~6小節間が借用和音になっていますが、どちらかと言うと3~4小節間のほうが、5~6小節間よりも、音的に高い位置にありますし、和音的にテンションが高いと感じますので、3~4小節間をピークポイントとし、あとは徐々に衰退していくダイレクション(方向性)を付けるようにします。

とくに、3~4小節間が終わったあとの、5~6小節間は、カラーを変え、ムードを変えてみてください。

執筆者: 大井 和郎
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