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入野 義朗 :ある日のペペ

Irino, Yoshiro:Pépé on a Spring Day

作品概要

作曲年:1967年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:子供のための作品
著作権:保護期間中

解説 (2)

解説 : 須藤 英子 (512文字)

更新日:2018年4月21日
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《ある日のペペ》は、1967年に作曲された子供のためのピアノ作品。〈おしゃべり〉 、 〈おすまし〉、〈おりこう〉の3曲から成る。桐朋学園子供のための音楽教室が、第一線の作曲家に委嘱、編集した『こどものための現代ピアノ曲集』 第1巻に収録されている。

入野は、ドイツ前衛音楽であった12音技法を、1950年代に日本に導入した第一人者であ る。この作品でも、「3つの曲に特徴を与える ために、それぞれちがう音程をもとにした曲を考えた」と語る通り、12音技法的な音程関係からの発想により、曲を創作している。

第1曲〈おしゃべり〉Allegro 

2度音程を軸とした曲。長2度と短2度が交互に繰り返されたり、長2度の全音音階や、 短2度の半音階が現れたりしながら、活発なおしゃべりが繰り広げられる。

第2曲〈おすまし〉Andante

4度、または5度音程が軸となる。冒頭のすまし顔のメロディが、転調しながら何度も顔を出す。

第3曲〈おりこう〉Moderato assai, cantabile

3度音程を軸とした曲。対位法的にメロディ が掛け合わされていくが、各々の調性が異な る(ポリトナール)ことから、どこかユーモラ スな雰囲気が漂う。

執筆者: 須藤 英子

About work(s) : 須藤 英子 (1310文字)

更新日:2018年4月21日
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