バッハ :パルティータ 第3番 クーラント BWV 827

Bach, Johann Sebastian:6 Partiten Nr.3 Courante

作品概要

楽曲ID:39165
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:クーラント
総演奏時間:2分40秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・コンペ課題曲2024:F級級

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:発展5 展開1 展開2

楽譜情報:11件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (421文字)

更新日:2023年4月16日
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イタリアンスタイルのコレンテであるので、テンポは速く弾きます。このコレンテで大事なのは生き生きした感じを出すことと、ダイナミックの変化です。楽譜には多くの16分音符と、付点8分+16分のリズムが書かれています。

この、付点8分音符+16分音符のリズムで、拍の頭に(付点8分に)アクセントを少し付けることで、メリハリが出てきて拍をきちんと認識して聴くことが出来ます。そもそも拍の認識が難しい曲ではないのですが、アクセントを8分音符+16分音符に付けてあげることでさらにわかりやすく軽快になります。

前半、5小節目より4つの上行形シークエンスにより、8小節目に達し、前半の最高音Cに達します。ここまで基本的にはクレシェンドをかけていきます。そこから今度は下行シークエンスで13小節目までおりてきます。基本的にはディミヌエンドをかけます。

17小節目のダブルトリルは両手とも可能な限り速く弾きます。以下、後半も同様に分析し、ダイナミックを決定して下さい。

執筆者: 大井 和郎