作品概要
解説 (1)
演奏のヒント : 大井 和郎
(392 文字)
更新日:2023年4月16日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (392 文字)
更新日:2023年4月16日
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このファンタジア、テンポで相当雰囲気が変わります。いろいろなテンポで弾いて、しっくりくるテンポを選べば良いと思います。
このファンタジアは1小節毎に、重要な音が順次進行する箇所があります。ですからある程度早いテンポのほうが曲がわかりやすくもあります。例えば、10小節目、右手の最初の音はAで、そこから11小節目がG、12小節目がF、13=E、14=D、15=C、16小節目の最初の音はHではありませんが、Hを連想させることに不自然さが全くない小節で、a-mollのドミナントになります。
この例のように、1小節毎に、順次進行で下行してくる箇所が多くあります。また、ハーモニックシークエンスも多く見られます(例:56~61小節間)。
シークエンスも、順次進行で下行してくる箇所も、ディミヌエンドとは限らず、逆にクレシェンドをかけても良いです。周りを見て、辻褄を合わせて、曲を作ってみて下さい。
執筆者:
大井 和郎
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楽譜
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