バッハ :パルティータ 第2番 シンフォニア BWV 826

Bach, Johann Sebastian:6 Partiten Nr.2 Sinfonia

作品概要

楽曲ID:39157
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:4分10秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

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楽譜情報:12件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (461文字)

更新日:2023年4月16日
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1~7小節間、明らかなるフランス風序曲の手法ですね。フランス風序曲をご存じない方は、調べてみて下さい。フランス風序曲の特徴としては、鋭い付点のリズムにあります。例えば、付点8分音符+16分音符のリズムで、たとえそのように音符が書いてあったとしても、実際の演奏は複付点4分音符+32分音符のように、タイミングを詰めて弾きます。そうすることで威厳が出てきます。

威厳に満ちあふれた気持ちで演奏して下さい。

8~29小節間、ピークポイントを決め、方向性を持って弾きます。アーティキュレーションによって雰囲気が変わってきますので、色々試してみて下さい。右手のライン、筆者であれば、マルカートよりかはレガートで演奏しますがそれも自由です。シークエンスは同じダイナミックや音質にならないように変化を付けて下さい。

冒頭7小節がゆっくりで、8~29小節間がモデラート的なテンポ、であればこの30~91小節間ですが、できる限り速いテンポにしてみましょう。それなりの技術は要しますが、この小節間のテンポは速ければ速いほどテンションが高くなります。

執筆者: 大井 和郎