バッハ :フランス組曲 第5番 サラバンド BWV 816

Bach, Johann Sebastian:Französische Suiten Nr.5 Sarabande

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:サラバンド
総演奏時間:4分50秒
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (610文字)

更新日:2018年3月13日
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このサラバンドは実に優雅です。気持ち的も相当リラックスしていて深刻な要素は1つもありません。演奏のヒントは2つあります。まず1つ目は、装飾音の扱いです。このサラバンドは他のフランス組曲のサラバンドに比べ、圧倒的に装飾音の数が多くあります。さながらロココ調の音楽を彷彿させるような書法は、即興性の要求とも考えられます。筆者はヘンレー版を見ていますが、装飾音のサイズは大きいサイズで書かれておりますので、これは必須になります(サイズが小さく書かれている場合はオプションになります)。

これらの装飾音、装飾音らしく弾くにはできる限り実音との差を付けることにあります。あまりにもトリルの速度が遅く、例えば16分音符や32分音符に聞こえてしまうような、機械的な演奏では無く、誰が聴いても装飾音に聞こえるように即興的に演奏してください。

もう一つの注意点は主題の演奏法です。1-2小節間の右手を主題とします。2つ目が5-6小節間、3つ目が9-10小節間。中間部は17-24小節間で、これが終わり、4つ目が25-26小節間、5つ目が29-30小節間、6つ目が33-34小節間になります。これら6つの主題は全て雰囲気が異なります。それぞれの主題を弾き比べてみて下さい。和音によって雰囲気が異なりますし、同じ和音でも音の高さで雰囲気が変わってきますね。1つ1つの主題の表情が全て異なるように演奏することが2つ目のヒントになります。ご参考まで。

執筆者: 大井 和郎

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