バッハ :フランス組曲 第2番 エール BWV 813

Bach, Johann Sebastian:Französische Suiten Nr.2 Air

作品概要

楽曲ID:39125
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:1分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

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楽譜情報:24件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (475文字)

更新日:2023年3月17日
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このエアーは一見多くのシークエンスが書かれていますが、曲をクリアーに理解するためにはカデンツの位置とそのムードをわかっておきましょう。  

1度目のカデンツは4小節目、第1括弧の3拍目、右手にEsが来るところです。勿論第2括弧も同じです。ただ、第1括弧と第2括弧の違いは、第1括弧がc-mollに戻ろうとするのに対し、第2括弧は Es-durで一度落ち着きます。  

2度目のカデンツは、8小節目、3拍目、右手がGのところです。その前の小節では右手は最高音であるCに達していて、この辺りはg-mollとも取れますので、テンションは高い部分ではないかと思います。  

3度目のカデンツは、最後の小節になります。3度目のカデンツに向かうには9小節目から始まり、多くのシークエンスが来ますが、13~14小節間の左手に注目して下さい。これは、1~2小節間の右手のテーマと一致しますね。そして最後のカデンツはこの調の主音であるCで終わるのですが、切れ目の全くない16分音符が続き、左右の手は離れていく事を考えると最後はクレシェンドで終わっても良いような気もします。

執筆者: 大井 和郎

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鈴木 直美

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