バッハ :イギリス組曲 第6番 ガヴォット I-II BWV 811

Bach, Johann Sebastian:Englische Suiten Nr.6 Gavotte I-II

作品概要

楽曲ID:39120
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ガヴォット
総演奏時間:3分50秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:発展3 発展4 発展5

楽譜情報:17件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (502文字)

更新日:2024年2月19日
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ガヴォットは、跳躍しながら踊るフランスの踊りです。故に特にドラマティックなことはありませんし、上品さを持ちながら淡々と進んで良いです。これは皆さんはもうおわかりだとは思いますが、左手は8分音符が連続して並ぶことが多く、この8分音符を短くスタッカートで演奏することで軽快さが出ます。

ガヴォット I は、調性が変わりますので、その度にムードや音量、音質を変えてみて下さい。d-mollから始まり、8小節目a-mollになります。15小節目近辺はg-mollも連想させますが、21小節目でd-mollに戻ります。各調のテーマ(主題)は、雰囲気を変えて下さい。

ガヴォット II は、D-durになりますが、幻想の世界へ入るかんじであり、ここもぐっと音量を控えたいところです。このガヴォット II は、主音のDが、オルガンポイント(ペダルポイント)の役目を果たし、常にDがバスに位置し、幻想的な世界を表現しています。このガヴォット II の場合、先ほどのガヴォット I のような、左手8分音符をスタッカートにするアーティキュレーションではなく、左手をレガートにすることで、さらに雰囲気に変化を付けることが出来ます。

執筆者: 大井 和郎
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