作品概要
解説 (1)
演奏のヒント : 大井 和郎
(456 文字)
更新日:2024年4月1日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (456 文字)
更新日:2024年4月1日
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大変テンションの高いジーグです。一時も心の安まる時は無く、常に不安で、エネルギッシュで、圧迫感が強くあります。
故にこのジーグの失敗例としては、レガートで滑らな演奏、もたつく演奏、柔らかい音を出す演奏、であり、その逆を目指します。アーティキュレーションはドライにスタッカート気味で、リズムを歯切れ良く鋭く、決してテンポを落とさず、聴いている側に安堵の瞬間を与えず、常に圧迫された演奏が望ましいです。
8~10小節間のソプラノとアルトの区別等を付け、声部の独立は常に目指してください。前半19小節目をピークポイントとします。後半、37小節目4拍目からバスが順次進行で上行しますので、徐々にテンションを上げ、41~44小節間をピークポイントとします。
奏者によっては、44小節目(最後の小節)で、テンポを引っ張り(ゆっくりして)終わる奏者もいますが、そうすることで、せっかく持続してきたテンションが緩みます。最後の最後までインテンポで終わらせ、最後はほんの微量にテンポを引っ張る程度に留めクレシェンドで終わらせてください。
執筆者:
大井 和郎
楽譜
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