作品概要
解説 (1)
演奏のヒント : 大井 和郎
(476 文字)
更新日:2024年4月1日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (476 文字)
更新日:2024年4月1日
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このサラバンドは、どのように考えてもバッハの頭の中にはオルガンがあったとしか思えません。1小節目からのバスは、7小節目一杯までタイで伸ばされ続け、その間切れ目がありません。とてもハープシコードでのイメージではなく、現代のピアノでさえもそれは無理です。
仮に弦楽器が頭の中にあったとしても、実際にハープシコードで弾くと無理が生じます。しかしこの1~7小節間だけではなく、17~19小節間のバス、13~16小節間のソプラノ、同じく21~22小節間のソプラノにも見られる様に、所謂、ペダルポイント、オルガンポイント、と呼ばれる書法で書かれています。
数小節に渡るペダルポイントであればともかく、1~7小節間のバスのように、7小節にも渡って伸ばされている音は、小節が進む度にその役割が聴き取れなくなります。
そこで提案なのですが、例えば、3小節目と5小節目と7小節目でバスを弾き直してみてください。タイはかかっているのですが、それを弾き直すことでGの伸びを聴き取ることが出来る様になります。その他の箇所は、必要に応じて同じように弾き直してみることを試してみて下さい。
執筆者:
大井 和郎
楽譜
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