作品概要
解説 (1)
演奏のヒント : 大井 和郎
(448 文字)
更新日:2024年4月1日
[開く]
演奏のヒント : 大井 和郎 (448 文字)
更新日:2024年4月1日
[開く]
バッハのg-mollという調を思い浮かべたとき、あまり楽天的なムードではなく、どちらかと言うと、深刻であったり、悲しみなどの表現のある曲が多く思い出されます。しかしその中にもある種の威厳が感じられ、華奢な感じはあまりありません。
このプレリュードに関しては深刻な感じは受けませんが、考え方としては、アンサンブル的であるとお考え下さい。時には多くの楽器が鳴り(例 3~4小節間)、時にはソロだけのパートになります(例 33~34小節間)。
故に、広いレンジの強弱が必須となります。例えば、24~25小節間、既に右手には7の和音があり、音数から見てもフォルテになって良い部分でもあるのですが、ここから2小節単位で、上行形シークエンスが始まり、28~29小節間でピークを迎えます。
このような箇所は多く見られ、方向性を持たせるためにも強弱の細かな配分と、コントロールが必要となります。
曲を、小さな物と捉えず、大きなアンサンブルと捉え、大人数で演奏されていることをイメージして、大げさに演出をしてみてください。
執筆者:
大井 和郎
楽譜
楽譜一覧 (14)

バッハ イギリス組曲
(株)全音楽譜出版社
(株)全音楽譜出版社

ベーレンライター35 バッハ 6つのイギリス組曲 BWV806-811
(株)全音楽譜出版社
(株)全音楽譜出版社

(100)バッハ イギリス組曲
ヘンレー
ヘンレー

(100)バッハ イギリス組曲
ヘンレー
ヘンレー

J.S.バッハ イギリス組曲
(株)新芸術社
(株)新芸術社

GYP00038656 バッハ イギリス組曲 第1巻 BWV 806-808/ツェルニー編
HAL・LEONARD
HAL・LEONARD

GYP00079419バッハ イギリス組曲全曲 BWV 806-811
ベーレンライター社
ベーレンライター社

バッハ イギリス組曲
(株)全音楽譜出版社
(株)全音楽譜出版社

バッハ, J. S. : イギリス組曲 BWV 806-811/原典版
ヘンレ社(ヤマハ)
ヘンレ社(ヤマハ)

(100)バッハ イギリス組曲
ヘンレー
ヘンレー

(100)バッハ イギリス組曲
ヘンレー
ヘンレー