作品概要
解説 (1)
演奏のヒント : 大井 和郎
(550 文字)
更新日:2024年4月1日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (550 文字)
更新日:2024年4月1日
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このジーグには2つ注意点があります。1つは助言のような事で、多少の主観も入ってしまうのですが、7小節目、9小節目、11小節目のようなトリルをどう弾くかという問題です。多くのピアニスト達はこのトリルを異なった弾き方で弾きます。主に3つの弾き方に分かれます。1つ目はAG と2音しか弾かないパターン、2つ目は、GAGと3つ弾くパターン、3つ目は、AGAG、と4つ入れるパターンです。
個人的には同じ音が連続することは好みませんので1つ目か3つ目なのですが、それにしても1つ目は本当に急いでいる感じがして仕方が無いので、3つ目の AGAG が筆者には最もしっくりきます。
もう1つの注意点は、このジーグ、拍を認識するのが(弾いていても聴いていても)難しいジーグで、特に暴走した演奏になればなるほど拍が解り辛くなり、落ち着きがなくなってしまいます。左手に付点4分音符が来ている場所は良いのですが、両手共に8分音符が連続すると、拍を失い暴走して聞こえます。拍は必ず認識し(少なくとも1拍目)、演奏してください。そしてそれには、あまりにも速いテンポだと、トリルも入れられない、拍も認識できな
いということになりかねません。ある程度落ち着いたテンポで拍を認識し、トリルも問題無く入るテンポに設定することをおすすめします。
執筆者:
大井 和郎
楽譜
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