バッハ : 5つの前奏曲とフゲッタ 前奏曲とフーガ BWV 870a ハ長調
Bach, Johann Sebastian : 5 Praludium und Fughetta Prelude und Fuge C-Dur BWV 870a
作品概要
楽曲ID:38238
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:前奏曲とフーガ
総演奏時間:3分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:前奏曲とフーガ
総演奏時間:3分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
解説 (1)
演奏のヒント : 大井 和郎
(451 文字)
更新日:2023年10月6日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (451 文字)
更新日:2023年10月6日
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このプレリュードは後に、平均律第2巻、C-durのプレリュードに代わっていきますが、これはそれに比べてかなりの縮小版となります。転調は近親調に留まっていますが、短い中での急激な転調を考えると、あまり速いテンポで進まない方が自然な流れとして聴けると考えます。ですので、そうしたいところなのですが、冒頭のヘ音記号に書いてある全音符のCは、タイで2小節目に繋げられ、更にタイで3小節目まで伸ばされています。
平均律第2巻になると、この部分の保続音(1つの音を伸ばし続ける技法)は、オクターブに代わります。たとえオクターブでも、ハープシコードでは音を伸ばす事は難しく、そうなると当時はオルガンで演奏したのであろうと想像できますが、この曲を現代のピアノで演奏する場合も、単旋律のバス(1~3小節間のC)、ではなかなか辛いところがあります。それは伸びているCを聴き続けることが難しいからです。
筆者であれば、この冒頭3小節間の保続音Cは少なくとも上にオクターブを加えます(楽譜に書いていなくても加えます)。ご参考まで。
執筆者:
大井 和郎
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