バッハ : 5つの前奏曲とフゲッタ 前奏曲とフゲッタ BWV 902 ト長調
Bach, Johann Sebastian : 5 Praludium und Fughetta Prelude und Fugetta G-Dur BWV 902
作品概要
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:5分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
解説 (1)
演奏のヒント : 大井 和郎
(535 文字)
更新日:2023年10月5日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (535 文字)
バッハのG-durは常に明るく楽しく知的です。このプレリュードは躍動的な部分、技巧的な部分、美しい部分、を全て含むプレリュードです。故に、アーティキュレーションは、8分音符をスタッカート、4分音符をレガート、16分音符をレガートで弾けば良いです。5小節目などは、ソプラノが全音符で伸びており、その下の声部、アルトはスタッカート、これだけで2声に聴かせることができます。そしてその下に16分音符で、完全な3声に聴かせることができます。
このプレリュード全体の音量は、F-durのような、強い調でもありませんので、そこまでフォルテを出さなくても良いです。テンポは後半29小節目から始まる32分音符が聴きづらく、また、演奏しづらく聞こえないような、モデラート以上のテンポ設定で良いでしょう。この後半の32分音符も、決して攻撃的では無く、おしゃれに、優雅にきこえるように工夫してみて下さい。
さて3つの種類の音符(4分音符、8分音符、16分音符)の音量設定ですが、音符が細かくなればなるほど音量を控えめにします。そうすることで、音価の大きい音符の伸びがクリアーにきこえますので、是非そうしてみて下さい。音価の小さい音符を大きく弾いてしまうと、他の大きな音価の伸びを消してしまいます。
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