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バッハ :組曲 サラバンド BWV 823

Bach, Johann Sebastian:Suite Sarabande

作品概要

楽曲ID:38232
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:サラバンド
総演奏時間:2分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用3 応用4 応用5 発展1 発展2 発展3 発展4 発展5

楽譜情報: 0件

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (530文字)

更新日:2024年1月8日
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3部形式のサラバンドです。Aセクションは1~16小節間、Bセクションが17~28小節間になり、その後はAに戻ります。

Aセクションの考え方としては、11~2小節間、23~4小節間、35~8小節間の3つのフレーズと考え、これが前半で、その後、49~10小節間、511~12小節間、613~16小節間 と分けることができ、2+2+4が2回繰り返されると考えます。

Aセクションの前半、1は、穏やかに、2は1よりもテンションを上げ、3は最初のFよりもオクターブ上のFまで達しますので、それなりのテンションを上げます。

Aセクションの後半も同じなのですが、13小節目、先ほどの3がオクターブの跳躍に対し、今度は10度も跳躍します。従って前半よりも後半のほうがテンションが高くなるように演奏します。

Bセクションは、平行調で穏やかなAs-durで始まり、24小節目までは21小節目が少しドラマティックになるくらいで、基本的には深刻さは感じられないのですが、25小節目にいたって突然c-mollに転調し、テンションは一気に上がります。この、25~28小節間が、このサラバンドで最もテンションが高まる部分です。

全体的なムードとしては、ある種の「悲しみの表現」として弾いてみて下さい。

執筆者: 大井 和郎
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