バッハ :組曲 前奏曲 BWV 823

Bach, Johann Sebastian:Suite Prelude

作品概要

楽曲ID:38231
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:2分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用3 応用4 応用5 発展1 発展2 発展3 発展4 発展5

楽譜情報:1件

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (465文字)

更新日:2024年1月8日
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ABACAという形式になるプレリュードです。以下小節番号です。

A 1~25小節間

B 25~33小節間

A 33~41小節間

C 41~49小節間

A 49~57小節間

同じテーマ(主題)が何度も繰り返されます。奏者はその度に何らかの変化を付けてみて下さい。例えば、49~53小節間がmpで演奏されるのに対し、53~57はppでエコーのように演奏をする、等です。

また、主題は2種類あると考えます。1つ目は(1~5小節間)Eで終わり、2つ目は(5~9小節間)Fで終わります。Eナチュラルはテンションを高く、Fは解決音ですので静かに終わるようにします。

連続した16分音符の動き(9~17小節間)は多少テンションが高まるかもしれません。また、41~49小節間に覧られる連続した32分音符のセクション(C)は、個々の主観によって、躍動的であったり、パイプオルガンのようにppであったり、自由です。

いずれにせよ、f-mollという調の特徴は出ているプレリュードですので、速くなく、ゆっくり、悲しみの表現を歌い上げるという、コンセプトで良いと思います。

執筆者: 大井 和郎
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