ホーム > バッハ > 組曲 変ロ長調 > クーラント

バッハ :組曲 クーラント BWV 821

Bach, Johann Sebastian:Suite Courante

作品概要

楽曲ID:38220
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:クーラント
総演奏時間:1分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用1 応用2 応用3 応用4 応用5

楽譜情報: 0件

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (432文字)

更新日:2024年1月19日
[開く]

クーラントには2種類あって、イタリアスタイルのものとフランススタイルのものがあります。イタリアスタイルのものはコレンテと言って、クーラントそのもの意味、「走る」如く、テンポの速い楽章になりますが、フランススタイルのものはテンポが遅く、「流れる」と訳され、性格も異なります。

クーラントが3/8や、3/4などの単純拍子で書いてあった場合、それはイタリアスタイルの、速いクーラントと理解をして下さい。

このクーラントは3/4で書かれていて、イタリアスタイルですのでテンポは速く演奏します。

途中d-mollに転調しますが、その時に、最高音のCに達します(8小節目)。テンションが最も高い部分と理解しても構いません。後半、下行形シークエンスを辿ってg-mollの印象を与えられますが、単なるハーモニックシークエンスと理解しても、g-mollに転調したと理解しても構いません。

途中何度か転調するものの、深刻さは全くありません。基本的には楽天的で楽しいクーラントと理解して下さい。

執筆者: 大井 和郎
現在視聴できる動画はありません。  

楽譜

楽譜一覧 (0)

現在楽譜は登録されておりません。