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バッハ :組曲 アルマンド BWV 821

Bach, Johann Sebastian:Suite Allemande

作品概要

楽曲ID:38219
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:アルマンド
総演奏時間:3分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用1 応用2 応用3 応用4 応用5

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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (512文字)

更新日:2024年1月19日
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このアルマンドは主に3声体で書かれていますが、ソプラノとアルトがかなりお互いに近い位置で動きます。また、ソプラノの音が伸びるときアルトが動き、アルトの音が伸びるときにはソプラノが動くと言った(例:3小節目ト音記号)場面が多く見られますので、このアルマンドの演奏を成功させるには、ソプラノとアルトを完全に独立して聴かせることが重要です。

例えば今例にあげた3小節目のト音記号の、右手だけを弾いたとき、伸びている音がお互いに邪魔されないような音量と音質の工夫が必要になります。

基本的には、ソプラノを際立たせ、音量を与え、アルトを大人しく音量を控えることで、声部の独立ができます。

21小節目(最後の小節)のト音記号の部分の1~2拍間なども、ソプラノは、FGFEs と聴かせ、アルトは、DEsDAと聴かせ、完全に声部を独立させてみて下さい。

B-durのアルマンドですが、途中g-moll、c-moll、と転調します。調が変わる度に音色や音量も変えてみて下さい。

基本的には神聖的なムードのアルマンドですが、時にナポリの6の和音が出てきたりもします(8小節目3~4拍間)。B-dur以外の調の部分ではテンションが少し上がって良いでしょう。

執筆者: 大井 和郎
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