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モシュコフスキ : 20の小練習曲 第14番 Op.91-14 ハ長調

Moszkowski, Moritz : 20 Petites Etudes / 20 Petites études Animato e leggiero C-Dur Op.91-14

作品概要

楽曲ID:38162
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:練習曲
総演奏時間:1分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用7 発展1 発展2 発展3 発展4

楽譜情報:3件

解説 (2)

解説 : 稲田 小絵子 (64 文字)

更新日:2020年2月9日
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6/8拍子のリズムによる軽やかな演奏を求められる。左手の粒をそろえると同時に右手のタイミングもずれないように拍節感を大切にする。

執筆者: 稲田 小絵子

演奏のヒント : 大井 和郎 (506 文字)

更新日:2023年5月15日
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このエチュードは、器楽的要素が強いエチュードです。転調される調によって色を変えることを重要視していけば良いと思います。このエチュードの方向性は比較的簡単にわかりますのでこれは述べません。

全体を、速く、軽く、弾くことを目指します。それには切れの良いスタッカート、スムーズで音量の少ない左手の16分音符を弾くことが大事です。その上でのお話です。

軽快なリズムとともに、テンポを狂わせる事無く、正確に1小節目から8小節目まで進みます。しかし9小節目に来て2つ変化が起きます。1つは調が変わること。G-durに転調します。もう1つは歌の要素が入ってくることで、歌は、9小節目から12小節目の最初の右手の音である、Gまで続きます(このエチュードで唯一の歌の部分になります)。この部分に関してはペダルを用い、バスを伸ばし、多少のルバートをかけてもかまいません。このG-durのセクションは異なった音質で弾くことが望ましいです。

13小節目からは調が変わり、c-mollとなります。冒頭のC-durとは雰囲気を異ならせましょう。

この場合、割と強めのキャラクター、心理状態です。このBセクション全体は激しいムードで演奏して良いです。

執筆者: 大井 和郎
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