ブルクミュラー(ブルグミュラー) :18の性格的な練習曲 別離 Op.109-16

Burgmüller, Johann Friedrich Franz:18 Etudes de genre (faisant Suite aux Etudes faciles op. 100) La Séparation Op.109-16

作品概要

楽曲ID:34169
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:練習曲
総演奏時間:1分20秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用3 応用4 応用5 応用6 応用7

楽譜情報:12件
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解説 (2)

演奏のヒント : 大井 和郎 (927文字)

更新日:2022年11月15日
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筆者はこの曲の標題と、実際に奏でられる音をどのように結びつければ良いのか判らないのですが、この曲を演奏するにあたり、気に留めておかなければならないことが1つあります。

メロディーラインが左手に来ていて、右手は伴奏形という図式は明らかではありますが、その右手の伴奏形が伴奏形以上に1つの声部として登場する場面がいくつかあり、そこをどのように理解するかという事が演奏のヒントになります。

最も簡単な例で言えば4小節目、これまで和音の伴奏の役目が殆どだった右手に変化が起きます。

一番上の音だけを抜粋すると、G C F B となりますね。

また、6小節目、一番上の音だけを抜粋するとEs Es Es F ですが、右手和音の真ん中の音だけを抜粋すると、B H C Cになりますね。4小節目はともかく、6小節目のような、上の声部でも、和音の真ん中の声部でも、メロディーラインとして聴き取れるのであれば、どちらの声部を重要視するかというのは奏者に委ねられます。この辺りは自由です。

つまりは、左手だけを優先せず、右手に声部が出てきたらそれはそれで尊重をしてくださいという意味です。

さて、11~12小節間をご覧ください。ここの右手の和音の一番上の音だけを抜粋すると、2小節間で、C D Es G C C H B ですね。また、和音の真ん中の声部でも良いですし、和音の一番下の音を声部として捉えても無理はありませんが、時に、必ずしも同じ声部をフォローするとも限らない事をご承知置きください。

筆者はこの11~12小節間の右手のメロディーラインは、C D Es G C Fis G D だと思っていま

す。つまり、11小節目から12小節目の1拍目までは、和音の一番上の音、2拍目から3拍目まで和音の真ん中の音、そして、4拍目では和音の一番下の音になります。これはランダムに抜粋したわけではありません。

この、11~12小節間の、C D Es G C Fis G D は、1~2小節間のメロディーラインである、Es

G B H C A B Esと音程関係がほぼ一致するからです。ブルグミューラーは1~2小節間のメロ

ディーラインを意識して、11~12小節を書いている事は想像に難しくないですね。

執筆者: 大井 和郎

解説 : 佐藤 卓史 (457文字)

更新日:2022年1月31日
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