ブルグミュラー :18の性格的な練習曲 別離 Op.109-16

Burgmüller, Johann Friedrich Franz:18 Etudes de genre (faisant Suite aux Etudes faciles op. 100) La Séparation Op.109-16

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:練習曲
総演奏時間:1分20秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用3 応用4 応用5 応用6 応用7

楽譜情報:10件
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解説 (1)

解説 : 佐藤 卓史 (457文字)

更新日:2022年1月31日
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「25の練習曲」の第12曲『別れ』の原題は L'adieu、「さらば!」という永遠の別れの挨拶でしたが、この『別離』の原題は La séparation、物理的に離れることを意味します。どういう意味合いが込められているのかはわかりませんが、もの悲しい『別れ』とは全く違う、うきうきするような前向きな曲です。もしかしたら、右手の連打の「分離の良さ」を示しているのかもしれません。

演奏のポイント(原典 ♩=152)

 1曲を通してリズムパターンに変化がなく、右手は拍頭が休みの3連符で和音を軽く連打します。ポイントはやはり手首の使い方です。『陽気な少女』や『森の中の目覚め』をおさらいしておきましょう。 5小節からは和音の真ん中の音をしっかり打鍵する ことが重要です。さまざまな変化音が用いられていますが、終わり近くに現れるド♭、すなわち半音下がった第6音は「モルドゥア」といって、同主短調から借りてきた音です。少し寂しげな雰囲気があり、曲の末尾によく使われます。

(東音版「ブルグミュラー18の練習曲」(NS61)より)

執筆者: 佐藤 卓史