ブルグミュラー :18の性格的な練習曲 家路につく牧人 Op.109-3

Burgmüller, Johann Friedrich Franz:18 Etudes de genre (faisant Suite aux Etudes faciles op. 100) Le Retour de Pâtre Op.109-3

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:練習曲
総演奏時間:1分40秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用3 応用4 応用5 応用6 応用7

楽譜情報:10件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (994文字)

更新日:2020年11月30日
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全体の流れ:

Allegrettoと標示されています。特にルバートを必要以上にかける必要はなく、riten や a

tempo などの記号を守りつつ、割と淡々と進ませます。全体のテンポを1つにして、セクション毎にテンポが変わらないようにします。

全体の構成:

単純なメロディーと伴奏ではありますが、メロディー部分は歌というよりはヴァイオリンなどの弦楽器を連想させるアーティキュレーションで書かれています。形式はA-B-A-C(-D)-A Codaと、ロンド形式で書かれています。

注意点: ペダルについて

ペダルは楽譜に書かれてあるとおりに従っても構わないのですが、色々と気をつけることがあります。

まず、Aセクション、1-4小節間、スタッカートやアーティキュレーションを鑑み、筆者であればペダルは使いません。筆者の楽譜には、1ー2小節間、1拍目の裏拍から2拍目にかけての伴奏の部分に短いペダルマーキングがあります。これはどちらでも構わないのですが、上声部のメロディーラインDがきちんと伸びていれば、下の伴奏はスタッカートで構いません。

5-12小節間、右手の滑らかなレガートラインを守るためと、バスの音を聴かせたいので、筆者であればペダルを、一小節毎に踏みます。ただし注意があります。5,6,9,10小節目に装飾音がありますね。これをペダルで残さないようなペダリングにして下さい。例えば、6小節目、1拍目に装飾音があり、非和声音Aもありますので、これらの音を残し続けず、ペダルは2拍目から踏み始めるようにします。そうするとバスを失いますので、バスの音は小指で押さえ続けた上で2拍目からペダルを入れれば、濁りを解消出来、同時にバスも伸びます。

このように、フィンガーペダルも用いて、装飾音によって生ずる濁りを避けるようにした方が良いでしょう。

Bセクション、右手のメロディーライン全ての音にスタッカートが書かれてありますので、筆者であれば、Bセクションは一切ペダルを使いません。例外は20小節目で、ここだけペダルを入れるようにします。

Cセクションですが、このセクションも、あまり多くのペダルは要りません。スタッカートの音が多く書かれているからです。

このように、セクション毎にペダルを使わなかったり使ったりすることで、各セクションのコントラストがはっきり出し、各セクションの性格を解りやすくします。ご参考まで。

執筆者: 大井 和郎

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