ハイドン : ソナタ 第46番 第1楽章 Hob.XVI:31 op.14-5
Haydn, Franz Joseph : Sonate für Klavier Nr.46 Mov.1 Moderato
作品概要
解説 (2)
解説 : 大井 和郎
(406 文字)
更新日:2025年3月5日
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解説 : 大井 和郎 (406 文字)
大きく分けて、二通りの考え方が出来る第1楽章です。演奏法、考え方に よって結果は大きく変わります。1つの考え方としては、終始、上品な奏法に徹することです。フォルテもあまり大きくなく、綺麗な音質に重点を置き、腫れ物に触るように、ひたすら丁寧な演奏を目指す奏法です。そのような演奏により、E-durが独特な、華奢で、内面的なハイドンの作品として演奏できます。 もう1つは、ハイドン独自のユーモアのセンスを敏感に捉えて、生き生き と、楽しく演奏する奏法です。フォルテはフォルテではっきりと出して、ハイドンらしい、subito F や、sibito p も、はっきりと表現することで、驚きと楽しさを表現する方法です。 どちらの奏法も可能性としては十分考えられ、最終的には奏者の判断に委ねられますが、どちらの奏法であろうとも、どこかに向かって行く という、方向性は重要ですので、それは常に考えて下さい。
解説 : 齊藤 紀子
(113 文字)
更新日:2020年2月9日
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解説 : 齊藤 紀子 (113 文字)
第1楽章のホ長調はモデラートの4分の4拍子。冒頭の4小節は多声的に書かれている。展開部(第25小節~)ではまず第1主題が扱われる。再現部(第42小節~)では、1つのパッセージの中で音域を移すことにより、提示部と変化させている。
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