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ハイドン : ソナタ 第42番 第2楽章 Hob.XVI:27 op.14-1

Haydn, Franz Joseph : Sonate für Klavier Nr.42 Mov.2 Menuet

作品概要

楽曲ID:32204
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:5分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用6 応用7 発展1 発展2

楽譜情報:8件
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解説 (2)

解説 : 佐竹 那月 (100 文字)

更新日:2022年2月28日
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ト長調(トリオはト短調)。4分の3拍子。メヌエットもトリオもA-B-A’の構造。メヌエットの軽やかさと、トリオの悲しげな雰囲気との対比が印象的。単純でありながら遊び心がある和声も、この曲の魅力である。

執筆者: 佐竹 那月

解説 : 大井 和郎 (556 文字)

更新日:2025年3月5日
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オペラのアリアのようなイメージでも良いですし、弦楽のアンサンブルのイメージでも良いと思います。テンポも人によって異なりますが、生き生きとした軽やかな演奏が望ましく、あまり遅いテンポに設定すると重たく聞こえます。 気をつけたいのは、メロディーラインによく出てくる非和声音の扱いです。4小節目経過音、14小節目稽留音、16小節目稽留音、18小節目稽留音、18小節目倚音、19小節目倚音、20小節目倚音、等、多くの非和声音が出てきますので、その次に待っている、「解決音」に対して、アクセントを付けないようにして下さい。 ピアノ演奏において、耳障りになる音の1つに、「同じ音」が連続するときの問題があります。同じ音が連続するとどうしても硬く聞こえがちになります。例えば、19小節目、1拍目裏拍メロディーラインのEから、2拍目のEに行くとき、この2つの同じ音を同じ音量にしないようにします。あるいは、音価を変えます。 この場合、1拍目裏拍のEは、2拍目表拍のEよりも、小さく弾き、更に1拍目裏拍のEを短く切ることで、耳障りな連続音を避ける事が出来ます。20小節目も同様です。それ以前に、1拍目表拍の音は非和声音ですので、次の裏拍の解決音を小さくすることは理に適っています。 これらの小さな工夫によって演奏が変わってきます。

執筆者: 大井 和郎