ハイドン :ソナタ 第32番 第2楽章 Hob.XVI:44 op.54-1
Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.32 Mov.2 Allegretto
解説 : 稲田 小絵子 (167文字)
第2楽章:アレグレット、ト短調、3/4拍子。
トリルなどの装飾が活きた舞曲のような楽章。全体は大きく「A」「B」「A」「コーダ」に分けられる。B部分では、A部分で特徴的だった付点の弾むリズムが次第に控えられ、ニ長調に転調するとついには順次進行のなめらかな動きになる。コーダはB部分冒頭のト長調素材が用いられており、そのまま長調で終わる。
ソナタ 第32番(ウィーン原典版番号)ト短調 第2楽章