ホーム > ブラームス > 16のワルツ > 第9番 ニ短調

ブラームス :16のワルツ 第9番 Op.39-9 ニ短調

Brahms, Johannes:16 Walzer No.9 d-moll Op.39-9

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ワルツ
総演奏時間:1分30秒

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (667文字)

更新日:2018年11月20日
[開く]

特にテンポは指定されていませんが、比較的ゆっくり進むワルツと筆者は理解しています。espressivoと書かれています。十分な表現が必要となりますが、和音の性格や、音の高さなどで一小節ずつ変化させていきましょう。その際の休符に関して説明します。メロディー(右手)の2 拍目は4分休符が書かれてある小節が多くありますが、基本的にサイレントを作る必要はありません。

ペダルは基本的に、1拍目から1小節毎に踏みます。2拍目に休符があるからと言ってペダルを2拍目で離してしまうことにより、バスの音を失います。左手3拍目にある4分休符もペダルによって伸ばされますので、これらの休符はジェスチャーの休符と考え、実際にサイレントは作りません。

しかしながら7小節目のように、1つの小節に2つの異なった和音が入ってくる場合はペダルを踏み替えます。この場合2拍目で踏み替えれば良いでしょう。

9小節目より、16小節目に向かってテンションを上げていきます。楽譜上に(少なくとも筆者の 楽譜上には)フォルテマーキングはありませんので、そこまで大きくする必要はないのかもしれません。あくまでピアノの範囲内でのクレシェンドと考えても良いと思いますが、冒頭の espressivoや、9小節目からの左手のバスと2拍目の和音が先に進むにつれ、徐々に離れていく書法などを鑑みますと、ある程度のフォルテは必要に感じます。

そしてこの曲はある程度のルバートが必要になります。メトロノームのように正確にタイミングを刻むのではなく、多少のルバートをかけた方が表現がしやすくなります。

執筆者: 大井 和郎
現在視聴できる動画はありません。  

楽譜 (0件)