ヘンデル :組曲(クラヴサン組曲第1集から) アレグロ HWV 432

Händel, Georg Friedrich:Suite Allegro HWV 432

作品概要

楽曲ID:30457
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:1分50秒
著作権:パブリック・ドメイン
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (398文字)

更新日:2024年8月18日
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2声で出来ているアレグロですが、左手はウオーキングベース(walking bass)のような役割を果たしていることが殆どです。よって、右手を主にテーマ(主題)として出して然るべきです。このアレグロには多くのペダルポイント(オルガンポイント)が使われています。ペダルポイントとは、ある音が保続音として使われ、それとは別に音楽が進行する書法で、例えば、13~19小節間の右手をご覧下さい。

保続音であるBが無くなること無く、常に鳴っていることがわかります。例えばここから主要な音を抜粋すると:

13 3拍目G

14 1拍目F 3拍目G

15 1拍目F 3拍目Es

16 1拍目D 3拍目F

17 1拍目G 3拍目A

18 1拍目B 2拍目A 3拍目G

19 1拍目F 2拍目Es

となります。奏者はこれら重要な音を意識して聴くようにして、逆に、ペダルポイントであるBを可能な限りpで弾くようにすると綺麗にまとまります。

執筆者: 大井 和郎
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